忙しく働く現代人の多くが抱える悩み。
「毎晩8時間寝ているのに、朝はまだ眠い」
「休日に12時間寝ても疲れが取れない」
「布団から出られない」
こうした経験をお持ちですか?
一見すると単なる寝不足のように感じますが、実は"自律神経の状態"が深くかかわっているかもしれません。
本記事では、なぜ「寝ても眠いのか」という現象が起こるのか、その背景にある理由と、美容鍼灸を通じたアプローチについてお話しします。
自律神経とは何か?
睡眠と深い関係がある2つの神経
人間の体は、意識的にコントロールできない「自動調整システム」で成り立っています。
その中枢が"自律神経"です。
自律神経は、"交感神経"と"副交感神経"の2つに分かれています。
交感神経(日中・活動時に優位)
心拍数を上げ、血圧を上げ、筋肉に血液を集中させます。
いわば「活動モード」の状態。
仕事をしたり、運動したり、活動的に過ごす時間帯に優位に働きます。
副交感神経(夜間・休息時に優位)
心拍数を下げ、血圧を低下させ、消化器官を活発にします。
いわば「リラックスモード」の状態。
夜間の睡眠中や食事中に優位に働き、体の回復をサポートします。
理想的なリズム
– 朝7時=交感神経が優位に切り替わる → 目覚める、体が動く
– 日中=交感神経優位 → 集中力UP、活動的に
– 夜20時以降=副交感神経へ切り替わる → リラックス、眠くなる
– 夜間=副交感神経優位 → 深い睡眠の状態へ
ところが、ストレスやスマートフォン、不規則な生活習慣があると、このスイッチがうまく切り替わらなくなります。
「寝ても眠い」という体験
なぜ充分に寝ても体が休まらないのか
自律神経が乱れた状態では、夜間でも交感神経が優位のまま。
つまり、体が"「活動モード」から切り替わらない"ままになります。
こうしたお悩みをお持ちの方に共通する状態
① 浅い睡眠の状態が続く
深く眠ることができず、浅い睡眠の状態が続く。
そのため、寝た時間は長くても、体が十分に休息できていないご感覚をお持ちです。
② リラックスホルモンの分泌が低い
夜間でも体が緊張状態のままだと、リラックスに関わるホルモンの分泌が低下。
眠り続けることが難しくなります。
③ ストレスの影響が夜間まで続く
ストレスが続くと、ストレス反応に関わるホルモンが常に分泌され続けます。
夜間でもこの状態が続くと、体が休息モードに入りにくくなります。
④ 朝も活動モードへの切り替えがうまくいかない
交感神経への切り替えが遅いため、朝になっても体が重く、目が覚めづらい状態が続きます。
その結果、"「8時間寝たのに、朝は眠くて、日中は怠さを感じる」という状態"が生まれやすくなります。
当サロンにお越しいただくお客様に見られる、睡眠の質についての3つの共通点
1. 頭部と首肩の筋肉が硬くなっている
ストレスや不良姿勢により、首や肩、頭皮の筋肉が硬くなっています。
この状態が続くと、脳への血液循環に影響を及ぼす可能性があります。
2. ホルモンバランスが乱れている
ストレスが続く状態では、ホルモンバランスに影響を及ぼしやすくなります。
睡眠に関わるホルモンのバランスが乱れると、眠りの深さに影響する可能性があります。
3. 頭部の神経にストレスが集中している
頭部には多くの神経が集中しており、ストレスを受けやすい場所です。
ここへの負担が続くと、リラックス機能に影響する可能性があります。
「施術中にいつの間にか寝てしまう」とのご感想—なぜ頭部への鍼と電流がお役に立つのか
当サロンでは、"頭部への鍼と微電流"を施術の中心としています。
多くのお客様が「施術中に気づいたら寝ていた」「深く眠れた」とのご感想をお持ちです。
こうしたご感想は、以下の理由から生まれやすいと考えられます。
頭部施術がもたらす可能性のあるご体験
① 頭部への刺激によるリラックス作用
頭部には多くの神経が存在しており、適切な刺激を受けることで、リラックス作用をご体験される方が多くいらっしゃいます。
② 首肩の緊張がほぐれることで、脳への血流が改善する可能性
首肩の筋肉が緩むことで、脳への血液循環がスムーズになる可能性があります。
③ 全身のリラックス効果
頭部への施術により、全身がリラックス状態に入り、深く眠られるご体験をされるクライアントが多くいらっしゃいます。
その結果
施術中に深く眠られるお客様のご感想からは、体がリラックス状態に入り、真の意味での休息をご体験されていることが伺えます。
このようなご体験は、その後の日常生活にも好影響をもたらしやすいと考えられます。
「翌日の朝の目覚めが違う」
施術後にご報告いただく変化
お客様から「朝の目覚めが全く違う」とのご報告をいただくことが多くあります。
こうした変化は、以下のようなメカニズムが考えられます。
施術→翌日のご体験
施術日の夜間
施術後、リラックス状態が継続し、深く眠られるご体験をされるクライアントが多くいます。
翌朝
朝の目覚めがスムーズになり、体の重さを感じにくくなるとのご報告をいただきます。
その後の数日
自律神経のバランスが整いやすくなることで、その後の睡眠の質についてもポジティブなご体験をされるクライアントが多くいます。
実際に、1回の深いご睡眠体験が、その後の日常の睡眠パターンに良い影響をもたらすとのご報告をいただくことは少なくありません!
当サロンの施術アプローチ—3つのポイント
1. 頭部への鍼と微電流施術
頭部の経穴に鍼を刺し、微電流を流します。
全身のリラックス作用をもたらし、クライアントが深いご睡眠状態を体験されるようサポートします。
2. 首肩周辺の緊張緩和
長時間のデスクワークやストレスで硬くなった首肩の筋肉をほぐします。
脳への血液循環をサポートし、頭部への負担を軽減するよう働きかけます。
3. 全身のバランス調整
全身の経穴への施術を含め、全身のバランスを整えるようサポートします。
ホルモンバランスに働きかけ、体全体のリラックス状態をサポートします。
施術体験ケース1:30代女性
「熟睡できず、毎朝怠さを感じていた」
ご来院時のご状況
– 毎晩8時間寝ているのに、朝起きられない
– 日中も怠さを感じ、3時間ごとに眠気がくるとのご感想
– ホルモンバランスのご不安もお持ちで、メンタルが不安定とのこと
– デスクワーク8時間が日課で、首肩の凝りが強いとのご感想
初回施術での様子
頭部への鍼と微電流を開始して15分で、深くお眠りになられました。
首肩の筋肉の硬さも確認できました。
ご体験の推移
◇1回目◇
「施術中、気づいたら寝てました。
珍しく熟睡できた感覚です」とのご感想。
施術後の夜も、いつもより眠くなりやすく、朝の目覚めに変化があったとのこと。
◇2回目◇
「この1週間、朝が少し楽になりました。
怠さもまだありますが、以前ほどではない」とのご感想。
◇3回目◇
「日中の眠気がほぼなくなった。
仕事中の集中力も上がってきた。
ホルモンに関わる不調も軽い」とのご報告。
◇4回目◇
「朝の目覚めが本当に違う。
スッキリ起きられるようになった。
体の軽さを感じます」とのご感想。
◇5回目◇
「安定してきた。毎朝、自然に目が覚めるようになった。今まで気になっていたクマも改善した。肌のツヤもよくなった」とのご報告。
現在もメンテナンスで月2回ご来院いただいています。
睡眠に関するご体験が変わることで、肌についてのご体験も大きく変わったとのご報告をいただいています。
施術体験ケース2:40代男性—「寝不足感が続き、メンタルの落ち込みを感じていた」
ご来院時のご状況
– 寝ても疲れが取れない感覚が3ヶ月続いているとのご感想
– 朝の目覚めが悪く、スマートフォンを見てから1時間かけてようやく起床とのこと
– イライラしやすく、メンタルの落ち込みを感じているとのご感想
– 業務ストレスが大きく、ここ数ヶ月は帰宅が夜23時以降とのご状況
初回施術での様子
頭皮が硬い、首肩の凝りが非常に強い状態でした。
頭部への鍼刺激に「なるほど、ここが詰まってたのか」とのコメント。
施術中も深くお眠りになられました。
ご体験の推移
◇1回目◇
「施術後は体が軽くなった感じ。でも、翌日には戻ってしまった」とのご感想。
◇2回目◇
「今週は睡眠が少し深い感じ。朝もまだ起きにくいが、前より楽」とのご報告。
◇3回目◇
「変化を感じ始めた。朝の起床時間が30分短くなった」とのご感想。
◇4回目◇
「ここ数日、朝5時に自然に目が覚めるようになった。これまでにない感覚」とのご報告。
◇5回目◇
「仕事も集中できるようになった。イライラもなくなってきた。睡眠とメンタルの関係性を感じています」とのご感想。
◇6回目以降◇
「安定している。朝起きるのが苦ではなくなった。月1〜2回のメンテナンスで状態を保てるような感覚」とのご報告。
現在は月1回のメンテナンスでご通院いただいています。
ストレスに関するご感想の変化と、睡眠に関するご体験の改善に伴い、仕事のパフォーマンスについてのご感想も向上したとのご報告をいただいています。
自律神経の状態についてのご不安を放置しないことが大切な理由
「寝ても眠い」「朝起きられない」という状態が1ヶ月以上続く場合、それが日常になってしまい、さらに様々な心身の影響を受けやすくなる可能性があります。
– 体の抵抗力に関わる状態への影響 → 体調不良を感じやすくなる可能性
– メンタルに関する不安 → メンタルの不安定さへの発展の可能性
– 肌の状態への影響 → 肌トラブルが増えやすくなる可能性
– ホルモンバランスへの影響 → 月経不順などの不調の可能性
– 消化機能への影響 → 胃腸不調や消化機能の低下の可能性
自律神経の状態についてのご不安は、"体からの大切なサイン"です。
そのサインに気づき、早期にアプローチすることが大切です。
生活習慣の工夫についてのご提案
美容鍼灸の施術と並行して、以下のような生活習慣の工夫もお役立ていただけます。
朝日を浴びる習慣
起床後、すぐに朝日を浴びることで、交感神経への切り替えがスムーズになりやすくなり、その後のリズムも整いやすくなります。
規則正しい就寝・起床時間
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きることで、自律神経のバランスが整いやすくなります。
就寝前のスマートフォン使用時間の工夫
就寝1時間前からはスマートフォンを避けることで、夜間のリラックス状態に入りやすくなりやすいとされています。
呼吸法や瞑想
副交感神経を優位にするための、簡単なセルフケアとして、多くの方にお役立ていただいています。
最後に
「このままが当たり前」から「本来の自分」へ
自律神経の状態が乱れている状況が長く続くと、その疲弊感が「当たり前」になってしまいます。
朝起きるのが辛い、日中ボーっとしている、メンタルが不安定——これらが「自分の体質だから仕方ない」と感じるようになるのです。
しかし、"自律神経の状態は、適切なアプローチにより変わる可能性があります"。
正しいアプローチで、その機能を取り戻すことは十分可能です。
鍼灸施術は自律神経の状態をサポートし、本当の意味での「休息」と「回復」のご体験をサポートします。
「寝ても疲れが取れない」「朝起きられない」「メンタルが安定しない」
そんなあなたの、本当の変化は、ここから始まります。
自分の体と向き合う時間を大切にしてくださいね!